Problem G: 天体観測

2012年のある日のこと。 北の田舎町に住むあなたは、愛娘を連れて展望台で星見をすることにした。 この町は都会と違って街明かりが少なく、空気も澄んでいるので、晴れた日は満天の星空が広がっている。 天文にそこそこ詳しいあなたは季節ごとの有名な星や星座、それにまつわる神話ぐらいは知っているのだが、 なにせここは星降る町、名前のわからない星座もたくさん見えている。 この前の星見のときにそういった星々に関する娘の質問に答えられなかったあなたは、 星見の時刻にいったいどの星座が見えるのかを調べたいと思った。

特定の日時にどの星が見えるのかを知るには、星座早見盤というアイテムが有用である。 最近では携帯端末のGPSと連携した星座早見盤アプリも提供されている。 だが、あいにくあなたの手元には星座早見盤がなく、携帯は七年前の機種で、最新のアプリが動くわけがなかった。 詰んだと思ったあなたが最後の望みをかけてハードディスクを漁ったところ、 なんと2012年1月1日の午前零時時点での各星座を構成する星々の位置を記したファイルを発見した。 これがあれば任意の日時の星の位置がわかるはず! あなたは急いでどの星座が見えるのかを出力するプログラムを書くことにした。

星々の情報は、観測者を中心とした天球上の座標群として与えられている。 座標は方位角と高度のペアで表されている。 方位角は真北を0°、真東を90°というように時計回りに測った0°以上360°未満の角度であり、 高度は地平線上を0°、天頂を90°、天底を-90°とした-90°以上90°以下の角度である。 各天体は北極星と観測者を結ぶ直線を回転軸として、天球上を一定速度で反時計回りに回転している。 その回転速度は24時間あたり(1+1/365.24)×360°である。 北極星は真北方向の高度43.2°の点にある。

ある星座が見えるとは、その星座を構成するすべての星が地平線より上にあることをいう。 テストデータにおいて、当該時刻に地平線から高度±0.01°以内に星があることはないとしてよい。 なお、地軸のズレ、天体との距離などは考えなくてよい。 また、2012年は閏年であることに注意せよ。

Input

入力は以下のような形式で与えられる。
mon/day hh:mm
n
name1 m1
a11 h11
a12 h12
...
a1m1 h1m1
name2 m2
a21 h21
...

一行目には星見をする2012年のある日時が24時制で与えられる。 二行目の n は見えるかどうか判定したい星座の数を表す。 残りの行はその n 個の星座の2012年1月1日 00:00時点での位置情報である。 各星座の情報の先頭行には、星座名 namei と星座を構成する星の数 mi が与えられる。 続く mi 行に、各星の方位角 aij と高度 hij が与えられる。 これらの二つの数値は小数点以下三桁まで記述された浮動小数点数である。

入力の数値は、1 ≤ n ≤ 1000、1 ≤ mi ≤ 1000、0.000 ≤ aij < 360.000、-90.000 ≤ hij ≤ 90.000を満たす。 また、星座名はアルファベットの大文字小文字からなり、長さが50文字を超えることはない。 サンプルにあるとおり、「夏の大三角」や「北斗七星」など、88星座に入っていないものが与えられることもある。 なお、時刻は日没後の時刻とはかぎらないが、気にせず星が見えるものとしてよい。

Output

入力に与えられた順に、指定された日時に見える星座の一覧を出力せよ。 一つも星座が見えないようなテストデータはないと仮定してよい。

Sample Input 1

7/7 18:30
3
Aquila 8
359.216 -32.936
358.624 -49.913
352.155 -43.404
346.852 -35.279
345.110 -36.796
342.448 -44.407
343.088 -38.981
336.070 -43.369
Cygnus 11
357.838 6.615
355.808 5.107
353.475 -18.553
348.868 -10.771
347.949 1.298
344.907 -4.637
342.909 1.163
338.483 -9.293
338.854 -1.786
338.515 1.304
331.752 -10.737
Lyra 4
5.063 -7.812
2.708 -13.386
1.327 -2.841
0.815 -14.109

Output for Sample Input 1

Cygnus
Lyra

Sample Input 2

9/3 02:40
3
SevenStars 7
40.483 50.729
48.968 50.637
50.421 42.796
44.855 40.960
43.493 35.637
42.111 31.430
44.997 25.256
SummerTriangle 3
342.909 1.163
345.110 -36.796
5.063 -7.812
WinterTriangle 3
165.368 51.176
207.400 51.262
184.960 31.381

Output for Sample Input 2

SevenStars
SummerTriangle
WinterTriangle

Sample Input 3

サイズが大きいので、http://www.utpc.jp/2010/mare.txtを参照のこと。

Output for Sample Input 3

Bootes
Camelopardis
Cancer
CanesVenatici
Cassiopeia
Cepheus
ComaBerenices
CoronaBorealis
Corvus
Crater
Cygnus
Delphinus
Draco
Hercules
Lacerta
Leo
LeoMinor
Libra
Lynx
Lyra
Ophiuchus
Sagitta
Scutum
Serpens
SevenStars
Sextans
SummerTriangle
UrsaMajor
UrsaMinor
Virgo
Vulpecula

Problemsetter: Shuhei Takahashi